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シュールストレミングの会を開催しました。

 

卒業間近の3年生に世界一の体験をしてもらいたくて、世界一臭い食べ物として有名なあの「シュールストレミング」の試食会を開催しました。これがシュールストレミングです。
シュールストレミングはスウェーデンで作られている食品で、春に子持ちのニシンを塩漬けにしてそのまま缶に詰めたものです。
殺菌しないので缶内で微生物が増え続け、どんどんガスを発生し内部にガスがたまって缶が膨張してこんな状態に。
内部に圧がかかっているシュールストレミングは缶切りで穴を開けた瞬間に液が噴出します。この液が強烈なのです。
あまりに臭いので、屋内開缶は厳禁。屋外で開缶します。
液が飛び散らないように。慎重に慎重に。そーっとそーっと。遠巻きの生徒諸君、何かを期待している?
ところが缶切りを立てた瞬間に、プシューッ!!液が噴出、F先生の顔面直撃。大喜びするM先生と生徒たち。
顔を洗い、気を取り直して缶を開けると怖い物見たさに(臭い物嗅ぎたさに)皆さん集まってきました。
さすが発酵を学んでいる食品コース生です。強烈な臭気にもかかわらず近寄って観察します。

「臭い」「臭っ!」「くさーっ!」「うあーっ」

「おえーっ!」

勇気あるTUさん。思い切り近づいて臭気を体験。
これが缶の中の様子。においが漂ってきそう。
さあ、部屋に入って食べましょう。
食パン、クリームチーズ、オニオンスライスが準備してあります。
 
食べるのには勇気がいります。こんな臭い物を口の中に入れてしまって良いのかしら?
清水の舞台から飛び降りた気持ちで、、、、、
食べました。強烈な臭気が口から鼻に抜けていきます。
まだ迷っているRさん。食べようか?止めとこうか?
でもこんなチャンスは今後の人生に二度と無いよ。
どのくらい臭いのか、筆舌に尽くせません。
寄せられた感想から抜き出すと
・臭すぎる。腐ったにおい。
・無理です。今日はこのあと大切な人に会うことになっているのにどうしよう。立ち直れない。
・はっきり言って、トイレのにおいです。それも強烈でした。
・食べた後、口直しにガムを噛んでみましたがぜんぜん臭いが取れませんでした。ドブの臭いです。
・臭いが消えない。口の中やばい。
・排水口の臭い。ドブ?浄化槽の臭い?食べてみたらそれほどでもなくクセになりそうな味。
・塩っぱかった。うま味が強い。慣れたら美味しいのだろう。
・臭いがすごいので食べることができませんでした。
・自分にはハードルが高かった。油が混じったような臭い。
・はっきり言って不味くはない。本当に不味くはない。しかし臭い。
・とんでもない物を食べてしまいました。
あと1ヶ月と少しで卒業です。3年生のみなさん、残り少ない高校生活を大切に過ごして下さい。