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微生物実験 大腸菌の検出

3年生の微生物実験です。食品衛生にかんする実験を行いました。

加熱された加工食品から大腸菌が検出されてはいけません。加熱されていない生鮮食品では大腸菌が検出されることもあります。大腸菌はデスオキシコーレート培地上で赤色のコロニーをつくるために他の菌と見分けがつきます。

サンプルはこの食品。合い挽きミンチ、養殖のエビ キムチ 河川水

サンプルを生理食塩水と混合しミキサーで砕きます。

デスオキシコーレート培地を調製します。

サンプルと培地をシャーレー上で良く混合し培養します。

48時間培養します。赤色のコロニーがあれば大腸菌です。

サンプルを10g計り100mlの生理食塩水に混合しそこから1mlを実験に使いました。

つまり食品0.1gに存在する大腸菌の数が分かります。

結果は

キムチに赤い斑点が見えますが、これはキムチの唐辛子の粒です。

ひき肉からは2個のコロニー、1gあたり20個の大腸菌が検出されました。エビから比較的多くの大腸菌が検出されました。といっても31個のコロニーつまり1gあたり310個の大腸菌が存在したことになります。エビが養殖されていた東南アジアの養殖池の衛生状態が推測されます。このエビは加熱調理用です。必ず加熱して食べましょう。