焼きくさやを食べてみました。
昨年のシュールストレミングに続いて焼きくさやを食べてみました。
食品製造の授業の時間の一部を使って試食会です。
通常の授業なら睡魔に負けてしまうような、うららかな春の6時間目、先生が取りだしたのは伊豆諸島は新島の吉山商店の焼きくさやのびん詰め。三重県民には、なじみが薄い発酵食品。開封前からかすかに漂う独特の香り。すでにシュールストレミングを経験した3年生にとっては平気平気。むしろ期待に満ちています。
ふたを開けました。「ぽん」と音がして、、、、、、、、、、、、
「・・・・・・・・・・・・・ああこのにおいね!」
クラス全員にこのにおいを嗅いでもらいました。「牛舎のドブのにおい。」
「昔懐かしい、厠のにおい。」「
口に入れてもらいました。シュールの時は勇気が要りましたが、平気で口の中に入れて噛みしめると、
「うまい!」「これうまいわ!」と意外にも好評です。
独特の香りはたんぱく質が分解して生じたもの。たんぱく質が分解することで、うま味のあるアミノ酸が生じるのです。つまり、
くさいけどうまい、うまいけどくさい、でもやっぱりうまい。
ということになるのでした。以下はノートに記された感想。
・においは○○のにおいだが、しっかりとうま味が出ていてにおいからは想像もできない。
・干物の食感。食べるとおいしい。うま味が強い。
・○○のにおいだがうま味や塩味が強くておいしかった。シュールを体験していたのでもの足らない。(何を期待しているのかな?)
・農場のにおい?口の中に入れるまでは勇気が要ったが、前回のシュールストレミングよりもおいしく感じた。強いうま味を感じることができました。とれもおいしかったです。
・ファーストインプレッションは最悪でした。古びた和式のにおいがしました。でも、食べてみるとうま味が強く少し感動しました。最初に食べたので注目してくるクラスのみんなの視線が痛かった。
・食べた瞬間はとても臭かったけれども、シュールよりもすごくマシで後からうま味がでて、ふりかけやお茶漬けにしたら、すごくおいしいと思いました。
・くさいけどおいしくいただきました。
・下水のにおい?タンスのにおい?シュールより臭くない。
次の発酵食体験は中間テスト後、あの近江名産「ふな寿司」を予定しています。