豆腐の試作をしました。
製造実験で豆腐をつくりました。豆腐は大豆のタンパク質の性質を巧みに利用して、大豆からタンパク質を溶かしだして、再び固めたものです。
一晩浸漬した大豆をミキサーにかけてドロドロの呉を加熱して、搾って豆乳をつくります。(搾りかすががおからです。)
豆乳を温めてにがりを加えます。やがて、ふわふわと固まりができてきます。これを食べてみると、ほんのり甘くて、大豆のうま味がして、とてもおいしいのです。豆腐を手作りした者だけが味わえる「天国的なおいしさ」です。(F先生談)
ふわふわの固まりを木綿布を敷いた型に入れて重しをして固めます。(重しが重過ぎかな)
水の中で慎重に木綿布をはがすと豆腐が見えてきますが、まだ食べられません。
しばらく水に浸けて、にがりを抜きます。
食べてみました。見た目は市販品には劣りますが、大豆のいい香りがして、食べてみると甘味があり、大豆のうま味が広がって、市販品よりおいしいという意見の人が多かったです。
明治時代より前、肉食をほとんどしなかった日本人はタンパク質を主に大豆から得ていたそうです。しかし大豆は消化吸収が悪いので、いろいろな加工法が発達しました。豆腐に加工するとタンパク質は100%消化吸収されるそうです。
みなさん、豆腐を食べましょう。