シュールストレミングを試食しました。
世界一臭いといわれている発酵食品が手に入りました。
それは、シュールストレミング。
バルト海でとれたニシンを塩漬けして缶に詰めて密封したもの。
殺菌しないので缶の中で耐塩性の嫌気性菌が増殖して、独特の香り(!)とうま味をつくります。これを体験せずに発酵は語れない、ということで食品コース2年生が試食会(シュールの会)を開催しました。
パンやクラッカー、タマネギスライス、クリームチーズを用意しておきました。そして、いよいよ開缶。屋外に出ます。
缶切りで穴を開けた瞬間に「プシュー」と液が勢いよく飛び出して、
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とうてい文字では表現できません。世界一の臭体験です。
パンにのせて食べました。臭いもすごいが、うま味も強烈です。以下はレポートに記された感想。
「ドブのにおい。とても強い。でもパンと食べると意外においしい。」
「下水道のにおいがした。塩辛さが強い。げっぷが出たが、げっぷも臭い。」
「吸い込んだ息をすぐ出したくなった。本当にくさかった。」
「人生でもう二度と経験しないことを経験してしまった。みんながパクパク食べていて驚いた。」
「外観は普通の魚。塩辛い。食感はプリッとしている。」
「臭いが、それでも食べ物として成立していた。」
「ドブと便みたいな、とてつもなく臭かった。食べると臭さを感じない。チーズとタマネギと一緒だとおいしく感じた。」
本当に臭かったが、とてもいい経験になりました。「発酵」と「腐敗」について深く感じることができました。