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わらづと納豆試作!!(微生物利用)

微生物実験の一環として伝統的なわらづと納豆を3年生がつくりました。
稲刈りの後、わらを乾燥しておきました。そのわらでわらづとをつくります。

 わらづとです。わらを切ってひもで両端をしばります。わらはとてもいいにおいです。

 

 

次に、わらづとを沸騰した湯の中で殺菌します。納豆菌は別名、枯草菌といって自然界では植物体の分解者として働いています。ごく普通に存在している微生物です。納豆菌は耐熱性なので沸騰した湯の中でも生きていますが、稲わらに着いている他の菌は死んでしまいます。わらに付いている納豆菌だけが生き残ります。

蒸した大豆をこのわらづとの中に入れます。

大豆は農林みそ用の一志大豆。こだわりの農林みそもよろしく。文化祭から販売します。

40℃で2日間保温するとわらづと納豆ができあがりです。

市販の納豆よりも風味豊かでおいしく感じました。

菌好きにはたまらない。(菌好き=食品コース生)

 

補記 昨年は家畜えさ用の輸入わら(台湾産)でつくってみました。においも味も食べ慣れたものでない、クセのある納豆になりました。納豆菌も国によって違うのかな?