ふなずし 試食
食品製造の授業の一環でふなずしを試食してみました。ふなずしは寿司の原点。琵琶湖周辺で魚の保存のためにつくられるようになったと言われています。食塩と乳酸や酪酸が腐敗を防ぎます。
手に入ったのは、滋賀県の琵琶湖周辺のスーパーマーケットに普通に売っていた真空パック物。子持ちと小なしが売っていたのですが、子持ちはあまりに高かったので今回は卵が入っていないもので我慢。(ふなずしの本懐は子持ち、つまり卵巣にある、とは滋賀出身の本校某教諭の言)
パックから出すとこんな感じです。
ドロドロに溶けたご飯にまみれた魚、においはシュールストレミングに較べてたら平気平気、ただ、ちょっと違う性質の香り。酸臭が強い。
みんなの分を切り分けていきます。
「うわっ!お腹の中にもご飯が詰めてある。」
ご飯は酸っぱいので食べなくても良いです。さあ食べて見ましょう。
感想です。
魚のにおいと酸っぱいにおい。そんなに臭くない。
強いにおいでないけども、後から臭さがやってくる。口に入れると臭さがいっぱい。うま味はそんなに感じなかった。
酸味が強かった。
香りは乳酸系の?やさしいにおい。控えめに言っておいしくなかった。私の舌がお子様なのか。個人的にはくさやのがおいしいと思った。
酸味が強かった。
シュールストリミングの方が遙かにうま味が強い。
臭くて酸っぱくてあまりおいしいとは思いませんでした。
うま味より酸味が勝っている。
食感が固く、かみ切れない。そういえば、シュールもくさやも共通の固さ、弾力がある。
滋賀県出身の先生によると「漬かりすぎ」で酸っぱくなってしまったとのこと。お正月頃が旬です。
発酵苦手なYさんも意を決して口に入れました。周りから拍手が起きました。
福井のへしこ、石川県のフグの卵巣のぬか漬け、臭豆腐、まだまだ道は続きます。